東京都市大学 横浜キャンパス

メディア情報学部

ピクラボ!

社会メディア学科

小池[情報デザイン]研究室

小池 星多 准教授
[写真左] Profile

情報デザインが専門の小池准教授。ユーザーのことを徹底的に考えて提案を繰り返すデザイナーの手法は、企画やサービス構築などあらゆる業種に応用可能です。デザイン的な発想をさまざまな職場で活かして欲しいと力説します。

STUDENT'S VOICE

對馬 政隆[写真右]
情報メディア学科4年
東京都 町田高校出身

全体をデザインできる
ディレクター的な立場を
目指しています

「現場に出て、現場で発想しろ」というのが小池先生の基本姿勢なので、フィールドワークの多い研究室です。多摩ニュータウンのミニバス計画では運行委員会に参加させていただき、住民の方を始めバス会社、市役所など現場の方の意見を伺うことができ、とても勉強になりました。小池研究室は先生が全体の方向性を示す社長で、社員である学生がそれぞれの仕事を追究するという雰囲気。先輩は頼りになるベテラン社員という感じです。僕はウェブデザインの仕事に就くことが決まったのですが、いずれはデザインだけではなく、小池先生のように全体を見渡すディレクター的な仕事ができるようになりたいと考えています。

人と“もの”との理想的な関係をデザインする

情報デザインとは、人間中心・ユーザー中心のデザインを研究する学問分野。小池研究室では、これまで生産者や設計者の視点で行われていたもの作りを、ユーザーの視点から捉え直す研究が進められています。近年、自分が欲しいものをユーザー自身が作る“パーソナル・ファブリケーション”という考え方が注目されており、ウェブなどに溢れる情報を駆使して個人が容易にもの作りに参加できる環境が整いつつあります。小池研究室では実際にもの作りに挑戦しつつ、パーソナル・ファブリケーションの現状を研究しています。もうひとつの研究の柱は、情報を見る人の視点に立っていかにわかりやすく伝えるかを追究する“インフォメーション・グラフィックス”。これらの研究成果をもとに、ユーザーとものとの関係性までを包括的にデザインしたいというのが研究室の基本的な考え方です。現在多摩ニュータウンのミニバス運行計画に参画していますが、住民にとって何が必要かを考えて路線図やバス停をデザインしています。「最終的にはコミュニティのあり方までデザインして提供できれば理想的ですね」と語る小池先生。人とものとのより良い関係を求めて、今日も研究は続きます。


ミニバス運行の社会実験ではバス停に
路線図や時刻表をわかりやすく表示

インフォメーション・グラフィックスの
手法を使い複雑なものをわかりやすく

對馬君が自作したLED表示のスピード
メーター。欲しいものを自分の手で!

山ア[文化とコミュニケーション]研究室

心理学的アプローチで、文化や集団・人間の関係を探る

私たちは社会の中で生きています。その中で他者や他集団をどう認識し、どういう関わり方をしているかを中心に、実験やアンケート、インタビューなどで心理を数値化する心理学的手法を使って研究します。留学生と日本人学生の友好的な関係を作るにはどんな制度が必要かなど、現実にいいイメージ、いい関係を築く仕組み作りといった問題の解決法まで考察していきます。外国人のみならず企業の合併や連携など異なる集団が接する場面は実生活の中でも数多くありますから、ここで学んだ「つなぐ力」は社会に出てからも多いに役立つはずです。

情報システム学科

諏訪[情報通信]研究室

諏訪 敬祐 教授 [写真右] Profile

NTTの前身である日本電信電話公社に入社した後にNTTドコモに転籍、無線技術の研究ひと筋に取り組んだ後、大学へ。堅いイメージに見えますが、研究室では「意外にお茶目で面倒見がいい」と学生に親しまれています。

STUDENT'S VOICE

小野澤 清人[写真左]
情報メディア学科4年
神奈川県 川和高校出身

ツイッターを利用し
在室状況がわかる
アプリを開発

卒業研究にスマートフォン端末による在室管理を選んだのは、「あったら便利なものは何だろう?」という発想から。学生室に今誰がいるのかいないのか、警備員室に鍵を取りに行く必要があるのかが分かれば無駄足を踏まずにすみます。システムにはツイッターの投票機能を利用。画面をタッチするだけで自動的にデータが送られ、解析結果を分かりやすく端末に表示します。開発のための勉強は本当に大変で、受験も含めこれほど頑張ったことはないほどでしたが、自信もつき、何よりやりたいことや素晴らしい仲間に出会えて最高です。卒業後は大学院へ。さらに研究を究めたいと意欲を燃やしています。

ユーザ視点から発想し役に立つ情報通信システムを構築

情報通信技術の仕組みを理解して、いつでもどこにいても利用できる通信サービスや応用システムを学生自身がユーザの視点から提案し、最終的には自分で作っていきます。たとえば各教室の温度、湿度をセンサで自動計測し、そのデータを電波で飛ばして研究室のサーバに蓄積し、省エネに役立てるため温度・湿度・電力消費量などのデータを表やグラフでパソコン画面上に表示して環境を可視化するシステムも研究の一つです。スマートフォンのアプリケーション開発や、フィジカルコンピューティングを活用し、センサ情報をマイコン処理することによって物理的なスイッチを使わずにスマートフォンを持った手の動きでLEDをつけたり消したり、手をかざすことでスピーカ音量を変えたりといった仕組み作りにも取り組んでいます。ここでは、研究を通じてインターネット、モバイルやサーバ技術、データベース構築などの知識やスキルをトータルに身につけることができ、それによって情報通信システムを構築する能力と自信が培われます。将来、IT系企業に勤めたり、SEになった場合はもちろん、システムを発注するユーザとしての立場からシステムの開発者側へものを言う場合にも、ここで身につけた知識や経験が大いに役立つことでしょう。


こうしたマイコンを携帯につないで
ロボットなどの操作ができます

画面を見れば各教室のコンディションと
電力消費状況が一目瞭然

ツイッターを利用して開発した在室状況と
鍵の管理システム「つぶやキー」

岩野[音メディア処理]研究室

音声・音楽認識システムで生活をより便利に楽しく

音声や音楽は、意図や感情、状態、雰囲気といったさまざまな情報を含んでいます。ここではそういった情報をコンピュータにうまく認識・判断させる技術と、それを応用したシステムの構築について研究しています。声で対話できるペットロボットシステムなど、技術をどう役立てるか、どうすれば人を幸せにできるか、想像力と創造力を働かせることが研究の醍醐味です。システムの創造は一人の作業ではなくディスカッションを通じて思考を深めてこそいいものができます。仲間と共ににぎやかにそして熱く、研究に取り組んでいきます。