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1997年、いわゆる文型・理系の枠にとらわれることのない新しいコンセプトの武蔵工業大学環境情報学部が誕生しました。環境を、自然生態的・物理的側面だけでなく、人々が生活を営む様々な社会組織や、それを支えるコンピュータ・テクノロジーによる情報ネットワークを含めて統合的に捉える試みはまさに画期的であり、このような環境と情報の捉え方は、21世紀
を迎えた今日において増々その重要性が高まっています。
学部で修得される横断的な知識を深めていき、社会に貢献できる有意の人材を育成するため、2001年に環境と情報に関する大学院環境情報学研究科(修士課程・2年)を開設しました。その後、大学院の教育・研究環境をさらに充実するため、2005年になって博士後期課程(3年)を開設することになりました。
私たち人類は豊かな暮らしを求めて、高度な技術を開発し、進化を続けてきました。しかし、その反面、環境汚染などの様々な問題も発生してきました。本当の意味での豊かな社会を構築するには、様々な開発を環境へ対応でき、しかも人にやさしい方向へと変えていかなくてはなりません。その際の重要なキーワードが「環境」と「情報」なのです。環境と情報に関わる問題の解決には、高度な知識やスキルを身につけているとともに、総合的な視点を持ったプロフェッショナルを育成することが重要です。博士後期課程に求められる大きな使命は、学部レベルや大学院博士前期課程レベルでの取り組みをさらに発展・深化させ、この分野の教育・研究におけるリーダーとなる人材を育成することでしょう。
例えば建築学なら建築学だけ、情報工学なら情報工学だけと、専門分野に特化したいわゆる縦割り型の研究を進めるのではなく、異分野のつながりあるテーマを、新たな研究領域として見つけることが重要です。今日に至るまで見過ごされてたところにスポットライトを当て、その一つひとつを徹底的に研究していく。学生の皆さんが取り組んでいくべき研究テーマは、無数にあるといえるでしょう。指導学生との密なコミュニケーションがとれ、また、「少数精鋭」という濃密な学修環境のなかで、環境の研究、情報の研究に思い切り取り組んでいただきたいと思います。
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