卒展 - ホシツナギ -

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概要

東京都市大学(2009.4より武蔵工業大学から東京都市大学に名称変更)

小池情報デザイン研究室 卒業研究展示会 2010

日程

2010年3月5日[金]〜7日[日]

会場

アートフォーラムあざみ野2階展示室
〒225-0013神奈川県横浜市青葉区あざみ野1-17-3
横浜市民ギャラリーあざみ野ウェブサイト

展示会コンセプト

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“ホシツナギ”

 私たちが行なうデザインは、そのものの色や形だけでなく、そのものを使う人や環境の関係性を築く試みです。ものやひとを星と例えると、それは星座をつくる営みに似ています。

 山羊座のしっぽは魚の形をしているのを知っていますか?ある時、山羊の姿をした神様が得意の笛を吹き大騒ぎをして怒られ、化けて逃げようとしましたが、慌てて頭はヤギのまま、体は魚の姿になってしまったのが由来なんだそうです。

 このように、物語が星を繋いで星座を見いだすように、私たちはそこに意味を見つけ、人を繋いでいきます。

展示物紹介

コミュニティバスのデザイン

 高齢化問題が顕著に現れている多摩ニュータウンにおいて、コミュニティバスを走らせる動きが住民主体で行われている。著者らは、アクターネットワーク理論という概念を用いて、住民団体「ミニバスを走らせる会」、多摩市役所、バス事業者を主とした三者のコミュニティ形成を調査した。三者協動の中で住民団体が自立したり、大学もひとつのアクターとして関わり合うことで、ネットワーク形成に変容を見いだすことが分かった。

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* 福聚康旭、学部3年生10名

ロボットを使用したワークショップにおける共創プロセスの研究

 NECが開発したロボットを使って、東京都市大学付属小学校をフィールドとしてワークショップを行った。学生もファシリテーターとしてフィールドワークに参加し、小学生の活動を支援しながら、共創がどのように生まれるのか、その環境を観察した。その結果、ワークショップのメンバーやファシリテーターの間で、アイデアの重ね合いや視点の提供、立場の平準化などが、共創に貢献することが分かった。


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* 荻野剛至、高村紗理、宮地達志、宮島由貴

学習環境のデザイン

 本研究は、フリーのプログラミング環境であるSqueak Etoysの教育者向けの教科書を制作する上で、教育者にとって重要な情報をインタビューを通して明らかにし、教科書に反映することを目的としている。Squeakの授業を受け持つ二名の先生にインタビューを行った結果、教科書にはSqueakの思想を明記する、絵を描く楽しさから関心を持ってもらう、課題制作型授業への対応等が重要であると判明し、得られた意見をもとに教科書を制作、デザインした。

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* 飯田兼也、古井俊裕、岩田翔

インフォグラフィックスのデザイン

 近年の新聞発行部数の減少を打開する手段のひとつとして注目されているインフォグラフィックス(以下IG)を、制作される環境、社会組織を通して考察した。文献調査では日本と海外を比較した。その結果、海外はビジュアルを重視する文化があり、アートディレクターのような役職が必要だとわかった。また複数の新聞社にインタビューを行い、IGが2次的な役割にあること、記者とデザイナーの間で情報が偏在が起きていることなどが明らかになった。



* 高田智仁、林愁人

アクセスマップ

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リンク

LinkIcon東京都市大学 (http://www.yc.tcu.ac.jp/)

LinkIconKoike Information Design Lab.(Social Design)

お問い合わせ先

このサイトに関してのお問い合わせは、以下のメールアドレスまでお願いします。

・飯田兼也
学部4年・卒展web担当
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最終更新日

2010-02-05