エコプロダクツ2016 1日目

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気付けば今年も残りひと月を切り、寒気がいよいよ厳しくなってきました。そのような中迎えたエコプロダクツ2016初日。私たちが今まで頑張ってきた成果や伝えていきたいことを発表する時が来ました。

エコプロダクツ2016の展示開始時刻は10時からでしたが、私たちは会場である東京ビッグサイトに9時ごろに集まり、ブースの準備や連絡事項の確認等をしました。

今回、私たちは大きく分けて3つの展示をしました。

まず一つ目に、昨年から継続して関わりを持っている、熊本県の中央に位置する自然豊かな「水増(みずまさり)集落」についてです。「水増集落」は20年以上「ゼロ子化」が続き、10世帯18人しか住んでいないことに加えて、平均年齢70歳以上という20年後の存続が危ぶまれる集落です。

しかし、「水増集落」には他にない魅力があふれています。まず初めに挙げられるのは、この地域でしか取れない「八天狗」です。「八天狗」というのは、大豆の一種で、その特徴としては、黒いおへそがついていることで、豊富な栄養が含まれています。とてもおいしく、私自身、水増集落を訪れた時には八天狗の納豆を一度に3パックも食べてしまいました!

他にも新鮮なお野菜やお米もありますが、一番の魅力は何といってもそこに住んでいる「人」たちです。水増集落の方たちの笑顔や地域を盛り上げていこうとする活力はほかにない魅力だと思います。

そんな魅力や限界集落の存在を知っていただきたいと思い、説明しました。来てくださった方からは、「地方にもたくさんの魅力が詰まっているからその魅力を伝えられるようにぜひ頑張ってください」という応援の声などをいただけました。

次に、二つめの展示は、「アニマルウェルフェア」についてです。「アニマルウェルフェア」とは、直訳すると「動物福祉」です。私たちが普段食べ物として口にしている家畜たちの飼育されている環境の実態について知っていただきたいと思っています。

家畜を殺し、最終的に私たち人間が食べますが、それ以外の場面で苦痛を与える必要がなく、本来の姿に近い姿で、飼育をされるべきなのではないのでしょうか。現状を少しでも多くの人に知ってもらい、今の日本の社会に影響を与えたいと思っています。

そもそもなぜ、「アニマルウェルフェア」が必要なのかというと、①他の国との取引が難しくなる可能性があるから ②動物本来の姿ではなくなってしまうから ③同じ命なのにそこに格差が生まれてしまうから ④利益だけを追求していればいい社会ではなくなりつつあるから ⑤世界から大きな遅れをとっているからの五つが挙げられます。

来てくださった方からは、「私たちが普段口にしている動物たちがどのような環境において飼育されているか初めて知り、衝撃を受けました」などの感想をいただきました。

最後に、三つめとして、「電力小売全面自由化」(以下「電力自由化」と記す)についてです。私たちは、2016年4月から開始された新たな政策である「電力自由化」が与えた影響や現状を取り上げ、それを現在の若者に知ってもらい、将来のエネルギー選択に活かしてほしいと考えています。

「電力自由化」により、自分たちで電力会社を選べるようになりました。つまり、もしも国民の大半が再生可能エネルギー重視の企業を選べば、火力発電や原子力発電は将来的になくなるかもしれないということです。このように、電力自由化は日本の将来のエネルギー政策に大きな影響を与えることが考えられます。

将来、自分たちがエネルギー・電力会社を選ぶ時ときに、少しばかり考えるきっかけになってもらいたいと思い、説明しました。来てくださった方からは、「世界に比べ日本の資源は少ないものの、国民一人ひとりが考えるきっかえになるかもしれない」との声をいただき、とても嬉しくなったとともに、これからも活動を続けていきたいと思いました。

エコプロダクツ2016初日についてのゼミ生の感想として、「自分たちの活動がほかの人たちにどのような影響を与えられるのか不安だったが、枝廣淳子研究室の活動の説明を受けてよかった。これから関心を持っていきたい。と言ってもらい、自分たちの活動によって少しずつでも社会を変えていけると感じた」などと挙がりました。

残り二日間もしっかりと取り組み、社会を変えていくきっかけの種をまいていきたいと思います。

渡辺人生
no.2 no.1

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