春休み特別編!福島県南相馬市*学外ゼミ

2月7日
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今回のゼミは春休みの特別編!学外ゼミでした。
福島県南相馬市にある南相馬ソーラー・アグリパークに行ってきました。
南相馬市は、東日本大震災の被災地でもあります。私達は南相馬市に向かう途中で、福島第一原子力発電所の周辺も訪れてきました。その1日を紹介したいと思います。

今回、私達を南相馬市に迎え入れてくれたのは、社団法人「あすびと福島」の代表理事半谷栄寿さんとスタッフのみなさんです。半谷さんは、東日本大震災から一年後、子供たちの自らの考え行動する力を育む体験学習を行うために、「あすびと福島」の取り組みをスタートさせたそうです。南相馬ソーラー・アグリパーク完成させ、小学生や大学生などの様々な人達の人材育成などに取り組んでいます。

この日、私達は電車でいわき駅まで行き、お迎えのマイクロバスで、南相馬まで北上していきました。その途中で、福島第一原発から20キロ圏内にある「Jヴィレッジ」というスポーツ施設を訪れました。半谷さんが東電時代に手がけた事業だそうです。サッカーの日本代表の合宿場にもなっていたとても広い敷地ですが、3.11後は、東京電力の廃炉作業のための基地として使われています。

さらに北上し、海岸沿い近くに車を止め、地面に降りてみました。そこに広がっていた光景に、私たちは言葉を失いました。そこは避難指示がまだ解除されていないので、撤去作業もできない場所でした。大きいお家は、災害時の時のままで、一階が津波に流され、何もない状態でした。津波そのものを物語っていました。
  南相馬ソーラー・アグリパークへ行く途中も、除染されていない、人手の入っていない水田には草が沢山生えていたり、除染した土や草が入った大きな黒い袋がずっと海まで続いていたり……メディアで見ていたにも関わらず、実際に見るとせつなさがこみあげてくる光景でした。

南相馬ソーラー・アグリパークに到着すると、スタッフの人が迎え入れてくださって、水力発電・ソーラーパネルの体験学習を体験させていただきました。お昼休憩には、スタッフの人が用意してくださったサンドウィッチをいただきました。ベーコンを焼いてくださり、レタスと一緒に食パンに挟んで食べました。とても美味しく、みんなおかわりを沢山していました。

午後からは、グループディスカッションをしました。3つのグループに分かれ、まず初めに、<南相馬に来た目的>を一人一人で考え、そのあと各グループでまとめて発表しました。

「実際にこの目で見たかった」「地域や目的が異なることで分かる特徴・違いなどを知るため」「今日、できることは何かを考える」などが挙げられました。

次のテーマは、<20キロ圏内に行ってみて率直に何を思うか>です。「自分が住んでいるところに帰れない辛さ」「せつなさ」「街を見て、原子力の怖さを知った」などの声が上がりました。

半谷さんは、なぜ20キロ圏内に私たちを連れてってくださったのか、なぜこのようなグループディスカッションをしたのかについて、「五感で感じることが大切。目で見て、耳で聞いて。その次に感じたことを言語化することも大切である」とおっしゃっていました。感じたことを言葉にするのは難しいことであるともおっしゃっていました。私たちは、グループディスカッションを通して、言語化することの難しさを痛感しました。

<なぜ、東京から250キロメートル離れた福島で首都圏の電気を作っているのか>についても議題しました。この議題をする際に半谷さんは、「答えを与えられるのではなく、自分たちで考えること。時には間違ってもいい、自分の意見を持つことが大切である」ともおっしゃっていました。

最後は、半谷さんが今、何を行っているのか、福島に対して何を思っているのか――熱く、熱く語ってくださいました。半谷さんの一生懸命な想いは、ゼミ生みんなの心に熱く刺さりました。

多くのゼミ生が、「半谷さんのこの言葉がとても印象に残りました。それは、ぶれない目的を持っていれば、手段は沢山失敗してもいい。という言葉です」という感想を述べていました。他にも、「沢山、学んだ日だった」「いい体験をした」などの声が上がりました。

この一日、楽しみながら、多くのことを学びました。ものすごく濃い一日であったことは間違いありません。この経験から、ゼミ生は何を想い、どう頭の中で整理し、自分たちの成長に活かしていくのか。とても楽しみです。

半谷さんを含めた南相馬ソーラー・アグリパークのスタッフのみなさん本当にありがとうございました!

八鍬杏美
no.2 no.3

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