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3.研究結果
オオタカのHSIモデルのハビタット変数
表3 採食環境の質における
SI
モデル
0.1
果樹園
0.2
森林
0.0
市街地
0.2
林縁に隣接していない開放地
1.0
林縁に隣接した
200
m以内の開放地
適性指数
(
SI
)
カバータイプ
図2 樹木の平均樹高における
SI
モデル
・適性指数(SI値)の設定にあたって、NPO
法人オオタカ保護基金の遠藤孝一氏、
堀江玲子氏に
BPJ(Best Professional Judgment )を
行って頂いた。
HSI
SI
5
採食環境の質
採食地
SI
4
森林面積
SI
3
林の空間
SI
2
樹木の平均樹高
営巣地
SI
1
樹林の種類
ハビタット変数
生存必須条件
ハビタット
表1 ハビタット変数のブレークダウン
※専門家による経験的判断
こちらは今回作成した、オオタカの
HSI
モデルのハビタット変数です。まずは営巣地から、樹林の種類、樹木の平均樹高、林の空間、森林面積の
4
項目を抽出しました。採食地からは、採食環境の質という項目を抽出しました。右上の図は、樹木の平均樹高における
SI
モデルで、右下の表は、採食環境の質における
SI
モデルです。
これら適性指数の設定にあたっては、
NPO
法人オオタカ保護基金の遠藤孝一氏、堀江玲子氏に
BPJ
(
Best Professional Judgment
)を行って頂きました。
なおこの
BPJ
とは、専門家による経験的判断のことで、数十年もの間、特定の種を研究してきた専門家の方に
SI
値を設定して頂くことを意味しています。