ダム撤去により、一時期は泥が流れ悪影響を及ぼすが、泥が一定に供給されることにより、アサリのハビタットが増え、アサリに良い影響を与えるであろう。
含泥率
ダムが撤去されることにより土砂・砂礫の下流への流れ、砂礫が増えることによりアユの産卵場も増え、アユが増加する傾向にあるだろう。
付着藻類の繁茂
ダムが無くなることで、アユの餌が増えアユが増加するであろう。
貯水池で酸素が減少するのは、新しくできた湖に沈んだ植生が水中で生物分解を始め、このプロセスの結果、水中の溶存酸素を大量に使ってしまう(マッカリー,1996)。ダムが無くなる事で解消され良い影響を与えるだろう。
影響
環境要因
対象種
アユ
アサリ
アユの生息地の拡大等により、アユの資源量が増加すると予想される(熊本県,2008)。
球磨川
場所
影響
八代海
ダム撤去の海域環境への影響について、定量的に把握することは困難。
しかし、長期的に見れば、砂が自然流化し、球磨川河口を中心に砂の配給量が増加する。それによって、良好な干潟が河口域に形成され、アサリ等の二枚貝のみならず、魚介類やアマモの生育等に好影響を与える可能性あり(熊本県,2008)。
県による影響予測
特に影響がでると思われる環境要因