ダムの構築や砂利収集のために土砂・砂礫の下流への流れが断ち切られて河床が低下し、砂礫が消失する(宇野木,2005)。よって産卵場が減ってしまう。
ダム存続によりダム放流時に一気に泥が流れ、含泥率が増え、アサリに悪影響を及ぼす。
含泥率
付着藻類の繁茂
ダムにより付着藻類が劣化(池淵,2009)。よって、餌がなくなりアユが減少するであろう
貯水池で酸素が減少するのは、新しくできた湖に沈んだ植生が水中で生物分解を始め、このプロセスの結果、水中の溶存酸素を大量に使ってしまう(マッカリー,1996)。よってアユに悪影響を及ぼすであろう。
影響
環境要因
対象種
アユ
アサリ
ダムによる環境負荷が、漁業にどのような影響を与えているか、十分なデータがなく、影響評価を定量的に行うことは困難。ただし、ダムが川の流れを分断し、アユの遡上等に影響を与えているのは事実(熊本県,2008)。
球磨川
場所
影響
八代海
ダムによる環境負荷が、水産業にどのような影響を与えているかは、データ不足、調査技術力の課題などから、影響評価を定量的に行うことは困難。しかし、ダムをはじめとする横断工作物の存在が河川や海域環境に何らかの負荷をかけていることは否めない(熊本県,2008)。
県による影響予測
特に影響がでると思われる環境要因