☆研究テーマ
2.雨天時・晴天時の多摩川と鶴見川における窒素汚染の総量評価に関する研究

☆研究メンバー
鈴木大(同大学同学部3年)
藤原崚(同大学同学部3年)

☆研究概要

  1. 水質総量規制制度は、人口、産業等が集中し、汚濁が著しい広域的な閉鎖性水域の水質保全を目的として、排水基準(濃度規制)だけでは環境基準の達成確保が困難である場合に、当該水域の集水域で発生する汚濁負荷量の総量を一定量以下に削減することで、当該水域に流入する汚濁物質量を抑制しようとする制度であり、昭和53年に「水質汚濁防止法」(昭和45年法律第138号)及び「瀬戸内海環境保全特別措置法」(昭和48年法律第110号)の改正により導入された。
  2. 対象となる閉鎖性海域には東京湾、伊勢湾、瀬戸内海(大阪湾含み)の3海域が指定され、当該海域と、ここへ流入している河川に排水している事業所が規制の対象とされる。ただし、下水へと排出している事業所は対象外となる。また規制は順次改定され、2002年には第5次となり新たに、「全窒素・全リン」が汚濁物質として指定され、現在は第7次となっている。
  3. 汚濁指標は COD(化学的酸素要求量)とし、排水量50m³/日以上の事業所は下記いずれかの測定を行わなければならない。
  4. 本研究では、水質総量規制対象地域である多摩川と鶴見川流域を対象に、1)規制対象項目であるCOD、窒素、リンの負荷量を調べて土地利用における各負荷量の関係を明らかにする、なお、2)多摩川と鶴見川流域における水質総量規制制度の現実的な問題点・改善策について検討する、3)鶴見川の硝酸濃度の増加の原因について検討する。