Diary March 5th 2010 of Nepal Japan Project web site

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バイオガスの専門家の教授を招いての講義

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 バイオガスの講義の内容を紹介したいと思います。1975年バイオガスの初めての実験は、ゴダウリのスクールで行われました。その実験がはじめて成功してバイオガスが広がりました。今では多くの人に理解され多くの団体から支援を受けています。当時のバイオガスは、サイズが非常に大きかったが、近年はかなり小さくなりました。今あるサイズは4?、6?、8?です。バイオガスは、レンガ、セメント、砂、鉄で作られています。バイオガスの技術者は、200人います。バイオガスを作る費用がない貧民層の人たちには、援助があり地域ごとに援助資金が違うことを聞きました。
バイオガスは当初、森林保護のために開発されました。しかしバイオガスにより女性の健康問題が改善されたという、うれしい副産物がありました。バイオガスを利用しない場合、薪を用いて女性が料理をします。この時の煙がひどくネパールは世界で唯一女性の寿命が男性の寿命より短い国でした。バイオガスの利用により薪の使用が減り女性の健康問題が改善されました。

女性解放運動を行なっている団体の講義

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 この女性団体は、14年前家庭内の問題を解決するために月45ルピーを集めて団体を作りました。この女性団体は女性の健康や子供の教育費の援助をして女性たちを守ることを目標としています。また、この団体は女性を助けるために貯金をしています。貯金をしている理由は、子供たちのための貯金、仕事をするための貯金、自由に勉強するための貯金、お祭りに向けての貯金、将来に向けての貯金などが挙げられます。



Surveyについて

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 2時からは、チトワンでsurveyをしました。surveyの内容は持続可能な社会を測るための指標においてどのような項目が重要だとされるかです。経済学の概念では「測れないものは管理できない」といわれています。このsurveyは“持続可能性の程度を測る”指標づくりの第一歩です。
僕達がsurveyする人達はネパール語しか話せません。そのため一緒に行ったNCの友達に英語で通訳してもらいます。僕は5日目になってやっと英語が聞き取れ、理解できるようになりました。このことを本当にうれしく思います。英語を話すことや、聞くことが楽しくなってきました。明日からもNCとTCUの生徒一人ずつの計2人でsurveyをします。昨日まではとても不安でしたが、今は明日からのsurveyが楽しみです。今日のsurveyの結果を受け、教育の重要性を強く感じました。
しかし残念ながら今回のsurveyには問題がありました。それはネパールに関する僕達の知識が足りないことによって起こりました。日本では問題ない質問でも、ネパール人にとって失礼な質問であったり、理解されない用語が含まれてしまっていました。この点は改善する必要があると思います。