Diary March 2nd 2011 of Nepal Japan Project web site

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Activityはじめ!!

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 今日はカトマンズ市街の川の水質調査を4つの場所で行った。どの地点もゴミがたくさん散乱しており、ひどい悪臭が漂い、川の水は濁っていた。現地の人々にインタビューをして分かったことは、彼らにとって川はゴミを捨てる場所でしかないということである。カトマンズ市街の川は基本的にゴミを捨てる場、食用の動物をと殺する場として使われているということが、日本で暮らす自分たちにとっては考えられない日常が、ネパールでは繰り広げられているのだ。すべての人がそういった考えではないだろうが、この意識を変えるのは相当難しいことだと感じた。自分は河川のアンモニアの含有量の調査をした。アンモニアの含有量は1回の計測では計測しきれ
ず、10倍に希釈する必要があるほど多かった。ナショナルカレッジ(以下NC)の友達にどのように計測するのかを説明するのが大変だった。近隣住民へのアンケート調査ではNCの人たちにネパール語に訳してもらい、質問していくという形。その際にNCの人たちが質問内容だけではわからない住民の意見や感想を聞き出してくれたのでとても助かった。自分は住民たちが答えたことを書き込むことしかできなかった、それが心残りだ。次はもっと貢献できるように勉強しておくべきだと思った。

孤児院訪問

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 水質調査が終わって、僕らは孤児院に向かった。その孤児院の子供たちは両親が刑務所に入っているという境遇の子供たちだ。4歳くらいの小さな子供に白いスカーフをプレゼントされた。彼らは手作りの人形や小物入れを見せてくれた。僕ら一行に一生懸命ネパール語で話しかけてきた。わからないながらも簡単な英語で受け答えると笑ってくれる、なんとなく心が通じた気がしてうれしかった。自分たちの辛い境遇にも関わらず健気に笑う姿が印象的だった。そんな姿に僕は思わず泣きそうになってしまった。


ありがとう小堀先生

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 一日のスケジュールが終わるとどっと疲れが出て眠くて仕方がなかった。しかし、夕食はおいしかったので明日もなんとかなりそうな気がした。水質調査を指導して下さった小堀先生ともお話する機会があった。先生の携わっている海外プログラムの話や武勇伝が面白かった。小堀先生は明日からバングラディシュに行き、バングラディッシュでも水質調査を行うためプロジェクトから離れる。小堀先生のフットワークの軽さに驚いた。
明日のアクティビティ、「スポーツゴミ拾い」もかなりハードな内容になるだろう。今日は英気を養いたい。