Diary March 6th 2011 of Nepal Japan Project web site

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地域住民へのアンケート調査

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今日のアクティビティは、「地域住民へのアンケート調査」と「伝統的民家での快適な温度の調査」です。午前中はグループで一つの家を訪ねて、様々な意見を聞きました。現地住民の方の意見は考えもしなかった意見でかなり新鮮でいろいろと考えさせられました。
例えば、ネパールでは薪の使用が健康被害になり問題であるといわれています。初め私は二酸化炭素が発生し、それが後々有害になるのだと考えていました。しかし本当は食事を作る際に火を家のなかで焚き、換気扇が家にないためその空気が健康を害しているそうです。またネパールのチトワン地域のコミュニティの一部は、未だに男性優位の考えがあります。そのためか女性が織物を作っている側で男性はギャンブルを行っているなどといった光景が見られました。しかし、調査を行った女性の多くは男性優位の考えに納得しているという訳ではなく、子供たちの教育は男女平等で行うべきだと考えている女性が何人もいました。他にも子供たちの将来のために、貯金をしたいのだが、現在の生活を維持することが精一杯なため、預けるお金がないといった意見もありました。自分のパートナーが詳しく丁寧に英語で訳してくれましたが、英語力が足りず、半分ぐらいしか理解できませんでした。しかし、先生方やスタッフが重要なところを日本語に訳してくれたおかげで、かなり理解することができました。


地域の方の意見から学ぶ、考える

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昼食をはさみ、午後はグループでは回らず、二つに分かれて調査を行いました。この時に聞いた話ではバイオガスの導入は環境によいと考えていても初期投資が難しいために実現できないとも言っていました。これは政府の支援がとても重要であると考えているそうです。それ以外にも生物多様性は観光客を呼び込むために必要であるとう意見は現地の人ならではのもので興味深いものでした。

英語・・・

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 午後の調査は先生方がいなかったため、すべて自分たちで英語を理解しなくてはいけませんでした。不安でいっぱいでしたが、パートナーが丁寧な英語をさらに詳しく説明してくれて、本当に助かりました。しかし申し訳ない気持ちでいっぱいでした。自分は聞いているだけで、パートナーは話し続けている状況にいて、改めて英語を勉強したいと思った。ここに来る前に、英語を勉強しなくてはいけないなと思いながらも、特に何もすることはなく、準備なしにここへ来ました。最初のうちはもっと簡単にコミュニケーションがとれると考えていましたが、実際は本人を目の前にすると全く英語がでてこず、話が途切れ途切れになってナショナルカレッジ(以下NC)の学生に気をつかわせている自分が情けなく感じました。もう残り半分の期間になってしまい、まだ話していないNCの学生もいるので、もっと話しかけて仲良くなりたいです。
明日は最後のアクティビティ、スクールアクティビティがあるので、そこではつたない英語でもいいので自分の考えを伝えていけたらと思います。また、ネパールの小中学生は日本の子供とは違う考え方をもっていると思います。なので、ネパールの子供の意見をたくさん聞いて、新たな考え方を学びたいと思いました。明日も楽しもう!