Diary March 4th 2011 of Nepal Japan Project web site

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バスで7時間

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本日はカトマンズからチトワンへの移動日。朝早くに起きて活動を始めるのは大変でした。7時には朝食を終え、普段の生活とはかけ離れたサイクルで活動している自分に若干の戸惑いを感じつつ僕らは出発しました。移動中のバスの中でナショナルカレッジ(以下NC)の学生たちとつたない英語でいろんなことを話しました。自分の家族のこと、将来の夢、恋人の話、恋人とは何をして過ごすのか・・・。日本とは全く違う環境の中で学んできた彼らも皆僕たちと同じような日常を送っているのだと知りました。僕は自分のパートナー(女の子です)とイヤフォンを片耳ずつかけ、互いに母国の歌を聞かせあいました。日本と同じように、ネパールにもポップミュージックや、ロックを楽しんだりする文化があるのだ。「音楽に国境はない」とはこのことなのだ、とその時思いました。
 しかし旅路は7時間の長旅、舗装もままならない悪路をひたすら走り続けた。バスは考えられないほど揺れるし、ガードレールのない岸壁沿いを猛スピードで走るし、何度もバスの天井に頭をぶつけたりもした。それでも窓から見えるネパールの山々の景色は美しく、パートナー(女の子です)と音楽を聴きながら過ごすのは非常に有意義だった。
 途中で昼食をとるために、僕らはレストランに寄った。メニューはネパールで最も一般的な家庭料理「ダルバーツ」、初日こそ慣れなかったものの、もはや馴染んでしまった。NCの学生たちとの束の間休息、思い思いにパートナーとともに時間をすごした。そうしてまた、バスに乗り4時間の旅路につく。TCUの学生の中には車酔いを起こす者も出始める。僕はいつのまにかパートナー(女の子です)と一緒に眠りについてしまった。




ここはチトワン国立公園

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バスの天井に頭をぶつけて目覚めると、そこはもうチトワンだった。限りなく広がる田園に小さな商店や民家が散在していた。パートナー(女の子です)が指をさした先には人が乗っている象がいた。テレビでしか見たことのない光景が目の前にあるという事実に感動した。チトワンの宿泊先「Unique Wild Resort」に到着。チェックインするのに少々手間取ったものの、無事宿泊先を確保することができた。



川辺で夕陽を

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僕たちは国立公園の境界となっている川に落日の景色を見に行った。川べりで水切りや遠投をして遊びつつ、太陽が地平線に近づくのを待った。いざその時が来るとみんな近くのホテルの屋上に集まり、絶景に見とれた。雄大な大地に赤い太陽がゆっくりと沈む景色はとても幻想的で言葉で表現するのは難しく、また言葉で表現することが躊躇われるほどだった。そして今日夕食はNCの学生たちと初めて一緒に食べることになっているのだ。食事はバイキング形式で中には初めて見る色のカレーやチョコレート味のムースみたいなものもあった。カレーは思いのほか辛く、なおかつ非常に重く気持ち少なめで抑えたつもりがかなり満足いくほどだった。明日の事前準備として一同が食堂に会し、いくつかの団体の意味や活動内容について詳しく英語のプレゼンをして頂いた。その内容は僕らが日本で学んだこともあれば、初めて聞く事も含まれており、非常に興味深いものだった。